フグを釣りたいなら老舗のこの宿(千葉大原港/利永丸)
2002.10.6

ふぐ処理師免許を持っているので安心 鍋・フライ・さしみと、どう料理しても旨いのがフグ! 「でも毒が心配」と、まだフグ釣りを経験した事のない方にお勧めなのが、利永丸さんです。 

船長は、ふぐ処理師免許を持っており、お客さんの釣った魚を船上でさばいてくれます。1尾約3秒で帰港前に次々と処理してくれるので、下船後に待つこともありません。帰宅したら少し残っているハラワタをきれいに取り除けばOKです。船長のお勧め料理はフライ。身がしまっているので、カラっとあげればその食感と食味は最高です。もちろん、さしみや鍋も旨い。

利永丸は、大原ではフグの老舗で古くからのお客さんも多い。いつも賑わっているが、27名乗りの大型船で釣り座もゆったりと確保できる。大原では80尾釣ると納竿しなければならない規則なので、利永丸では早あがりの日もしばしばとか。要は老舗だけあって、船長はポイントとその日の魚の状況を知り尽くしているということ!

釣法は、カットウ釣りでカワハギ用のタックルを使う人が多い。初心者には無料の貸し竿もあり、忙しく駆けづり回っている中、的確にアドバイスをしてくれる。また、利永丸はじめてのお客様は、HPから入ってメールで予約すると割引サービスもある。下船後は、持ち帰れるお弁当とお茶を出してくれるので、こういった気遣いもうれしい。
無口だが、お客様が何を求めているかを追求し、サービスに反映し、黙々と忙しく動き回っている船長の姿勢が印象的でした。

フグは寒くなるほど食味を増します。これからが楽しみですので、二の足を踏んでいる方は是非一度トライしてみては如何でしょうか。私の隣に釣り座を構えたフグ歴18年のお客様は「家族が一番喜んでくれるのがフグだね〜」と言っていましたよ!

  
利永丸の詳細   前の取材